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窓の種類とその特徴

2017/03/08(水) 住宅情報ブログ

前回は室内ドアの種類とそれぞれの特徴をお伝えしました。
それぞれの特徴を理解しただけたのなら幸いです。
さて今回は、ドアと同様に大切な窓についてお話していこうと思います。
窓を決める際に真っ先に思い浮かべるのはサイズや設置場所だと思いますが、窓の種類も慎重に吟味することが大切です。窓の種類によって、室内の風通しも全く変わりますし、外観の印象も違ってきます。
そこで今回は、主な窓の種類と、それぞれの特徴をご紹介していこうと思います。

・横引き窓
横引き窓には、左右どちらからも開けられる「引き違い窓」、中心から左右に開ける「引き分け窓」、一方だけ開けられる「片引き窓」があります。
最も一般的でなじみ深いのは引き違い窓でしょう。横引き窓はシンプルで使いやすいですし、機構が簡単なので壊れにくいです。
ただし、引き違い窓を多用すると、見た目が建売住宅のようになってしまうということや、面積が大きく隙間が生じやすいので気密性があまり良くないことなどがデメリットとして挙げられます。

・縦すべり窓
横すべり窓とは、窓枠の上下に設けられたレールに沿って、窓を外側にすべり出させて開ける窓です。ドアのように開けるというとわかりやすいでしょうか。
家の風通しを考えたときに、風が一番部屋に入ってくるのがこの縦すべり窓です。開けた窓が風を捕まえる役割になっていて、外側を通り抜ける風を部屋の中に取り込んでくれるためです。
また、隙間が少ないため気密性も高く、縦すべり窓をどのように使っているかで部屋の中の風通しや室温も変わります。

・横すべり窓
横すべり窓とは、窓枠の左右に設けられたレールに沿って、窓を外側にすべり出させて開ける窓です。窓の上部が吊元になっている窓ということです。
横滑り窓は、洗面所やお風呂など、水回りの場所でよく使用されています。お風呂であれば、中が見えない程度に少しだけ開けたい時などに便利ですし、ガラスがひさしのようになって雨が吹き込むのを防ぎながら風を取り込むことができます。
縦すべり窓と同様に気密性が高いというのも見逃せないポイントです。

・FIX窓
FIX窓とは開閉することができない窓のことをいいます。主に、外から光を取り入れることや、外の景色を眺めるために使われる窓で、窓を開ける機構が必要ないので窓の枠を細く作ることができます。
また、通常の四角いものだけでなく、丸や台形といった窓もあるので、家の中から外を見る時だけでなく、家の外観のデザインとしても活用できるのが魅力です。

いかがでしたでしょうか。
一口に窓といっても様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
サイズや場所だけでなく、窓の種類にもこだわって、適材適所な窓の設置ができるといいですよね。




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