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床暖房のメリットとデメリットについて

2016/08/30(火) 住宅情報ブログ

住居の暖房設備として、床暖房を導入することのメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

床暖房の種類にもいくつかありますが、実際に使用する上では共通するメリットとデメリットがあります。

それを理解して導入するかどうかを検討しましょう。

床暖房が注目されるようになった背景にあるのは省エネの流れであり、冬の光熱費をいかにして少なくするかという考えが影響しています。

床暖房を利用すると熱効率よく家を温められることから光熱費が抑えられるのがメリットです。

特にオール電化と併用してうまく床暖房を使用する時間帯を制御していくと、他の暖房設備を使用するのに比べて光熱費が抑えられるでしょう。

温まり方として足元から自然な温かさが部屋の中に伝わるのが特徴であり、家全体が均一に温められることから熱エネルギーの無駄が少なくなっているのです。

室内の温度を維持して自動的にオンとオフを切り替える機能もついているのが一般的であり、省エネを自然に行ってくれるのもメリットとなります。

それと並んで重要なのが床暖房が喉や肌に優しいことです。

ストーブやエアコンを利用していると喉が痛くなったり、肌が荒れてしまったりする人も少なくありません。

室内の空気が乾燥してしまうからであり、特に赤ちゃんや高齢者がいる場合にはその状況が切実になる場合もあります。

ストーブの場合は一酸化炭素中毒も問題になって換気をしなければならないものの、その心配もないのが床暖房です。

床暖房は動作音もほとんどしないため、夜に眠っていても音で目が覚めることもないでしょう。

耐用年数も長いことから一度施工して設置してしまえば、長く使用できます。

こういったメリットが豊富なのが床暖房です。

しかし、床暖房にもデメリットがあります。

最も顕著なのが部屋が温まるまで時間がかかることです。

床下を通っているパイプからだんだんと熱が床を伝わって室内に広がるという仕組みをとっているため、電源を入れてすぐに部屋が温まることはありません。

すぐに温かい空気を作り出せる点では、ストーブやエアコンに軍配が上がるでしょう。

しかし、タイマー機能があるため、朝は起きる時間の1時間前に設定しておくといった工夫もできます。

また、電源を切っても温かさがしばらく継続するため、外出などで不要になる少し前に電源を切っておくと節電をする工夫もできるでしょう。

デメリットも使い方次第で、それほど気にかかるものではなくなるのです。

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