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環境にも優しい塗料とは?

2016/08/26(金) 住宅情報ブログ

屋根や外壁の塗装を行う際には塗料を選ぶ必要があります。

エコの世の中の要求に応えられるようにするには、環境に優しい塗料を選ぶ必要があるでしょう。

何を基準に考えて環境に優しいかを考えられるようにしておくと、いざ塗装をするときに選びやすくなります。

まず着目しておきたいのは塗料には水性のものと、油性のものがあるということです。

水性塗料の方が揮発性有機材が使われていないため、環境にやっさしいと知っておくと良いでしょう。

裏を返せば油性は環境に悪いと言うこともできます。

よく誤解されているのが水性塗料は水に混じりあってしまうため、屋外で雨に濡れると落ちてしまうということです。

油性ボールペンや水性ボールペンの延長線上として考えてしまいがちなことですが、屋外でも水性塗料を使用して問題ない点も理解しておく必要があります。

水性塗料は乳化を起こして油性の色素を溶かしこんでいるので、水分が揮発して乾いた状態になれば濡れても落ちることはないのです。

揮発性が高い有機材を使用している油性塗料の方が乾きやすいという点から便利でよく用いられますが、揮発させるということは環境に放出していることになります。

環境負荷を下げるためには、水性塗料を用いるのが理想的なのです。

一方、塗料の機能性にも着目しておきましょう。

同じ水性であったとしても、高い機能を発揮できる塗料を選ぶことで環境の負担を軽減させられます。

断熱・遮熱効果のある塗料を使うことで、光熱費を削減出来てエコであるというのは知っておくと良い点です。

塗料そのものがエコというわけではありませんが、外壁や屋根を断熱・遮熱効果のある塗料で塗装すると、室内の温度変化が少なくなります。

断熱効果のある塗料を用いた場合には外気温の影響が室内に及びにくくなるため、冷房や暖房をした際に効きがよくなって、電源を切った際にも外気温に近づくのが遅くなるでしょう。

また、遮熱効果のある塗料を用いた場合には太陽光による熱が反射されて伝わりにくくなり、夏に部屋が暑くなるのを防ぐことができます。

結果として冷房無しで過ごせる日が増えたり、冷房の効きが良くなったりして光熱費を削減できるのです。

光熱費の削減は個人の費用負担を減らせるだけでなく、社会全体として必要な発電量を減らすことを通して環境負荷を小さくできます。

そのような考え方から、積極的に断熱・遮熱効果のある塗料を使うように心がけると世の中に貢献していけるでしょう。

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