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シックハウス症候群ってご存知ですか?

2016/06/19(日) 住宅情報ブログ


新築の住居に住み始めて、目のかゆみや喉の痛みが起きたことはありませんか?
こういった症状はカビやダニの他、建材による化学物質が原因である可能性があり、これを放っておくと、頭痛や蕁麻疹が発症する危険性もあるため、早急に対策を講じる必要があるのです。
このような症状が出ることを、シックハウス症候群と言います。

新しい住まいに引っ越したのに体調を崩してしまうということがあったら、せっかくの新居も台無しですよね。
今回は、昔より数は減ったものの今でも多く見られるシックハウス症候群についてご紹介します。



まず、その原因として、冷暖房の効率化のために家の気密性を強くし、建材として化学物質が含まれるプリント合板などの新建材が多用されていることがあげられます。
建物そのものの素材だけでなく、壁紙や接着剤、塗料さらには、新しい家具などに使われている化学物質が原因となる場合があります。

現在では、各種の化学物質に対する規制が強められており、以前ほどには問題視はされていません。
しかし発症には個人差があるため、少量の化学物質でもシックハウス症候群が引き起こされる可能性があると言う点には、注意する必要があります。



原因は上記のようにたくさんあり、その症状も人によって様々です。
目のかゆみや頭痛、鼻づまりや蕁麻疹、部屋に入ってすぐにこのような症状が出る人もいますし、一定期間住んで徐々に症状が現れる場合もあります。

また、何か症状がでても、風邪と症状が似ていることから、放置してしまい、後々重症化してしまうケースも少なくありません。



シックハウス症候群に対する基本的な対策は、換気を行って原因となる化学物質を外に出してしまうことです。
そして、空気清浄機やエアコンを利用するといった手もあります。

ただし、これらの機器のすべてにシックハウス症候群の原因となる化学物質を分解する機能が付いているわけではないため、これらの機器を購入する際には、この機能を持っているかどうかを前もって調べておく必要があります。



さらに、対策法の一つとして、最近、このような健康面での不安をなくすために、自然素材を用いた住宅というものが注目されています。
特に小さいお子さんや高齢の方、アレルギーに敏感な方がいるご家庭では、古くから使われていた自然の素材を用いた住宅に住むことを選択するのもよいでしょう。

新しい住居に引っ越して、少しでもシックハウス症候群のような症状が現れたら早めに病院に行くことをおすすめします。

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