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外壁の色選び、絶対失敗したくない!~サンプル編~
あなたの好きな色は何ですか?
赤、青、白、黄色、ピンクなどと口頭で答えることはできると思います。
しかし、白といっても真っ白もあるしアイボリーのように少し柔らかいものもあり、ピンクはピンクでも薄いピンクとビビッドピンクでは印象が全くといっていいほど違うのです。
友達に好きな色は?と聞いて青、と返事がきたとしてください。
それを聞いてあなたは、アクアマリンのような青なのか、サファイヤのような青なのか、それともターコイズのような青なのか特定できますか?
どれも青い宝石なので材質も青であるという事実も共通しますが、同じであるとは決して言えませんよね。
外壁塗装リフォームで色を決定する際、あなたにはあなたの思っている色を言葉で業者に伝えることは非常に難しいです。
そのため、何度も何度も業者の方とともにしっかりと確認をしたにも関わらず、仕上がってみたら想像と違う色だったという失敗がなくならないでしょう。
イメージしていたよりも白すぎた、派手すぎた、地味だったという声が絶えないのです。
外壁の色は少しでも変わると建物自体のイメージが大きく変わってしまうので、このような失敗は致命的なのです。
だからといってせっかく塗装し直すのですから、前の色がよっぽど気に入っていて絶対に変えたくないという方以外は、失敗を恐れて結局同じ色に妥協したなんて状況に陥ってほしくありません。
では失敗しないためには何が必要なのでしょうか?
まずは、サンプルの色とできあがりの色のイメージが異なるということを知っているだけで一歩前進です。
そのことを認識したうえで、サンプルの見方にポイントがあります。
外壁は面積がとても広いため、小さなサンプルで見た時よりも数段明るく鮮やかなイメージになるという色の性質があるのです。
そのことから、自分が想像している完成した時の色よりも、彩度と明度をワンランク下げて選ぶことが外壁塗装の色選びでは重要となります。
彩度と明度を落とすというのはつまり、目指す仕上がりの色よりも暗くて渋い色を選べばよいということです。
例えば、シックな印象にしたいと思ってサンプルでシックに見える色を選ぶと、ポップな雰囲気の色になってしまうことが多くなります。
そのため、サンプルでは少し地味かなと感じた色を選ぶのです。
ほかにも、試し塗りをしてもらったり、大きいサイズの実物サンプルを見せてもらったりするのもよいでしょう。
あなたがきちんとサンプルを選ぶことで、業者にイメージが正確に伝わらなかったとしても、失敗を減らせます。
サンプルの色で気に入ったものがあれば、もう少し彩度を下げたものを検討しましょう。