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介護をしやすい家を建てるコツ

2017/03/01(水) 住宅情報ブログ

皆さんがもし家を建てるとしたら、家での介護のしやすさについてどのぐらい重要視しますか?
「親の介護をしていくつもりなのでとても重要視する。」
という方もいれば、
「介護の予定はないのであまり重要視しない。」
という方もいると思います。
介護のしやすい家であれば高齢の方や障害のある方を家に招いても安心ですし、後の介護リフォームをできるだけ避けるためにも、家を建てる段階で介護のしやすさに着目するのは大切です。
そこで今回は介護しやすい家を建てるために注意すべきポイントをご紹介していきたいと思います。

・段差を極力少なくする
床をできる限り段差のない状態にしておくことで、車いすの使用を余儀なくされたときにも移動のストレスを軽減できます。また、高齢者の怪我の多くは転倒によるものですから、怪我を未然に防ぐためにも段差を少なくするのは有効です。
介護とは関係ありませんが、走り回る小さなお子さんがいる場合なども、段差は少ない方が安心ですよね。

・車いすで利用できる設備・家具にする
トイレやお風呂など、毎日使うような場所はどれだけ介護の負担を減らせるかが大事になります。トイレであれば幅を広くとることや、手すりを設置すること、お風呂であれば廊下とバスルームの床面に段差をつくらないことなどが挙げられます。
また、家具を購入するときに車いすで利用することを考えて購入することで、余分なストレスを生まずに済みますし、介護される側にとっても、自分ができる範囲のことを自分で行うことができて精神面にも健康面にも良いです。

・玄関
自分で歩けるうちは、介護を受けるご本人も自分で歩きたいと考える方が多いと思います。そこで、出入り口となる玄関にも工夫が必要です。
スロープを設けることで立ち上がる手助けをしたり、土間部分から廊下への立ち上がりの高低差をできるだけ小さくすること。また、補助しやすいように広い幅をとっておくことも大切ですし、靴を履くために一時的に腰を掛けるいすなどがあると便利です。
他にも、車いすでの移動になってしまった場合のことを想定しておくとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか?
今回は一般的に注意すべきポイントをご紹介しましたが、介護をすることが決まっている場合はその人にあった家を建てることが大事です。また、介護の予定がなくてもこのような家はお子様や妊婦さんに優しいですし、一時的な車いす生活が始まっても安心です。
介護しやすい家を建てて、豊かな暮らしを実現してはどうでしょうか。 

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