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IHコンロのメリット・デメリット

2016/11/22(火) 住宅情報ブログ

従来はガスによる加熱調理が一般的でした。
しかし最近では、ガスではなく電気の力で加熱する調理システムが人気を集めています。
それがIHコンロです。
IHコンロのメリットとしては、まずは火を使用しないため火災などの心配が少ないということが挙げられます。
また火を使わないという観点からいえば、熱も発生しないため夏場など気温が高いときでも、調理の際の余熱に暑い思いをしなくてよくなります。

そして二酸化炭素や水蒸気も発生しないので、室内の空気をクリーンに保つことも可能です。
そしてガスを使用しないので、ガス漏れの心配も不要です。
それからIHコンロは平らなプレート状をしており、ガスコンロではおなじみだった五徳の存在がありません。
プレートが平らなので掃除をしやすいというのもメリットとして挙げられます。
毎日のお手入れとしては、ふきんなどでさっと拭くだけで清潔を保つことができますよ。
ガスコンロのように五徳をどけて、複雑な構造をしているコンロ周りを拭いて、更にこびりついた汚れを落とすために格闘するということも不要です。
また一般的に、IHコンロは火力が大きいですので、手早く、強い熱量で炒めることが必要な料理などにも適していますよ。

ただしIHコンロにはデメリットもあります。
まずは鍋を持ち上げての調理ができないという点です。
IHコンロのプレートの該当部分だけが熱せられているため、その部分を離れてしまうと当然、加熱は行われなくなってしまいます。
このことからまた、底が平らではない鍋が使用できないというのも気をつけたい点です。
底が平らではない鍋だけではなく、IHコンロでは使用できる鍋の形や材質が限られているというのも、デメリットかもしれません。
ガスコンロからIHコンロに変更して、いざ料理をしようと思ったら、今までの鍋が使えないということもありますので、頭に入れておくようにしましょう。

それから電気の力を利用しているため、停電してしまうとコンロも使えなくなります。
停電が一時的なものであれば、このことはさほど不便に感じないかもしれません。
ただ大規模災害などで停電が長期にわたる場合は、これはとても不便なことであり、なおかつ自宅で調理ができないことに対する不安や苛々を募らせやすくなります。
そしてガスコンロに比べると、導入費用が高くかかってしまうというのもデメリットです。
これはIHコンロ自体が高いのは勿論なのですが、動力を電気に変えるための工事費用が高くつくためでもあります。

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