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オール電化リフォームはどれだけお得?

2016/09/15(木) 住宅情報ブログ

オール電化リフォームでは、光熱費に相当する住まいの設備をすべて電気に置き換えることになります。
その中でも、給湯器やコンロといったガスの設備が電気に変わることになり、その部分がどれほど得になるのかということが焦点になっていきます。
オール電化をするにあたり、そのコストは100万円ほどと言われています。
その内訳は、給湯器の交換、IHクッキングヒーターの導入にかかる費用であり、圧倒的に給湯器の値段が高く、IHクッキングヒーターの導入は思ったほど高くありません。
工事費用だけで見れば、圧倒的にガスの設備の方が安く済みます。


この差を埋めていくには、電気代を抑えることが大切であり、今までガス代として使っていた料金をプラスし、抑えることが必須です。
そこで重要となるのが深夜電力を活用して節約するという手法です。
オール電化にするにあたり、その料金プランは深夜だと安くなるというものになる場合がほとんどです。
これを利用し、深夜のうちにお湯を温め、その容量の中で使用することで劇的に費用を落とすということが求められます。
これがどれだけ徹底されるかによって、光熱費に大きな違いが出るようになります。


ただ、容量内でお湯を使えるかどうかというものは、地域によって大きな違いが見られます。
例えば、温暖な地方であれば、お湯を使う機会はかなり限られており、お風呂やシャワーなどに限られます。
しかし、冬場の北海道などではお風呂やシャワーだけに限らず、家事をする場合や凍結しないようにするために温める場合など様々な場面でお湯は必要になります。


もちろん、それまでもガスでお金はかかっていたものの、場合によってはオール電化にリフォームしたとしても得になるとは限らず、むしろ今まで以上にお金がかかる可能性も十分に考えられます。

リフォームで得られる効果はエリアによって違うのでシミュレーションするといいことが多く、リフォーム前にこうしたことは必ずしておくようにすると、後で困ったことにならずに済みます。


リフォームをすることで毎月5000円ほどの削減となった場合、だいたい10年以上使い続けることで費用を回収できるようになります。
この10年という基準は削減幅が大きければそれだけ短く、少なければ、それだけ長くなります。
シミュレーションをし、削減幅がどれくらいになるのか、何年を基準に検討対象とするのかを十分に考えた上で行っていくことが重要となります。

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