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段差を取り入れた家

2017/02/25(土) 住宅情報ブログ

「段差はできるだけ少なくしたい。わざわざつくるなんてもってのほか!」
家を建てるうえで、そうお考えの方も多いのではないでしょうか。
親族が高齢であったり、ご自身が高齢になったときのことを考えると、部屋の中に段差をつくるのは極力避けたいものですよね。
でも実は、段差を取り入れた家ならではの利点もあるんです。
今回は、「あえて段差を取り入れた家」そのメリットをご紹介したいと思います。

・部屋を広く見せられる
限られたスペースをどうすれば広く見せられるかって、悩むことありませんか?特に、長い時間を過ごすリビングやダイニング、キッチンではなおさらです。そこで、リビングとダイニングキッチン、それぞれのスペースを分けるのに段差を利用するという方法があります。壁などで仕切られていないため開放的ですし、一段低くなったスペースでは天井が高くなるため部屋が広々と感じられます。

・目線をそろえられる
キッチンに立っていながら、家族団らんできたらいいですよね。例えばキッチンをダイニングの一段下に設けることで、キッチンで作業している人とダイニングに座っている人の目線を同じ高さにすることができます。勉強しているお子さんや、くつろいでいる旦那さんとのコミュニケーションの場になりますし、同じ目線という安心感も生まれます。

・遊び心あふれる空間に
高低差をうまく利用することで、ちょっとした隠れ家や秘密基地のようなフロアを作って遊び心のある空間に仕上げることもできます。空間が動的になるため、それだけで部屋を活気づけることができますし、子供部屋に段差を取り入れることでアスレチックのような面白さを演出することもできます。きっと元気なお子さんに育つこと、間違いなしです。

・健康的
あえて室内に段差を作り、日々の生活で足腰を鍛えるという考え方もあります。日々の段差で段差に触れることでトレーニングにもなりますから、実は健康的かもしれません。
ただし、段差によって余計なストレスとなってしまう場合は健康的とは言えないので、あくまでも自分に合った取り入れ方をするように注意してくださいね。

いかがでしたでしょうか?
避けられがちな段差ですが、うまく利用することで生活を豊かにすることもできます。段差を取り入れた家も、選択肢のひとつとして考えてみてはどうでしょうか。
今回は段差のある家のメリットについてご紹介しましたが、次回は段差の少ない、介護のしやすい家を建てるためのコツについてお話していきます。

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