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ガスコンロのメリット・デメリット

2016/11/26(土) 住宅情報ブログ

オール電化住宅の普及にともなって、家庭のガスコンロがIHクッキングヒーターに置き換えられつつあります。
しかしIHクッキングヒーターでは物足りなさを感じる人や、やはり直火を使用して料理をしたい人、電磁波の影響に不安のある人などからはガスコンロの人気も根強いです。

特に最近はオート調理などの便利な機能がついたり、IHクッキングヒーターに劣らないデザイン性に優れた製品も発売されたりと、消費者である私たちの選択の幅も広がってきています。

そのため、今回改めてガスコンロのメリットとデメリットを確認し、自分や家族の使用目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

ガスコンロの最も大きなメリットは、調理器具を選ばないという点です。
IHクッキングヒーターでは、基本的にやや割高な「IH対応器具」である金属製の鍋やフライパンしか使用できないのですが、ガスコンロであればどのような鍋であっても問題なく使用することができます。
また底が平らなものだけしか使えないIHクッキングヒーターに対して、ガスコンロでは中華鍋など底が丸いタイプの鍋も使用できますし土鍋もOKですので、調理方法の幅が大きく広がります。

また冬場など寒い時の調理は暖かいというメリットもあります。
火を使いますので自然な暖かさを感じながら調理を楽しむことができるでしょう。

もちろん直火を扱うということは、その点がデメリットになることも意識しなければなりません。
火を扱う分、IHに比べると危険であることはしっかりとおさえておかなければならないでしょう。
ガスコンロの場合には、近くに燃えやすいものを置かないことを徹底して、火災の予防に常に気をつける必要があります。
また火傷の可能性も高くなりますので、扱いには注意しなければいけません。
特に揚げ物をするときは細心の注意が必要です。
家庭の火災原因の上位には揚げ物中の油によるものが多く、この点においては過加熱感知機能が働いて自動的に電源が切れるIHに分があるといっても良いでしょう。

ガスコンロには、強い火力でしか出せない味を作り出せるという最も大きなアドバンテージがあります。
一昔前まではどの家庭もガスコンロを使用していたので、安全面については当たり前のことを当たり前に守ることで事故は防止できると考えることができます。
ガスコンロを採用するかどうかについて、設計の段階でよく協議して最適な選択をしましょう。

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