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ヒノキ材がもたらす効果って?

2016/06/11(土) 住宅情報ブログ


木造住宅を建築する場合、多くの住宅は外国産の木を使用しています。

耐震性等に関してはそれでも十分な合格点と言えますが、住宅の寿命という点で考えると、外国産の木材を使うよりも、国産の木材を使った方が良いのです。

なぜなら、国産の木材は日本の気候で育ったからです。
国産の木材の中でも高級な木材の一つにヒノキがあります。
ヒノキの特徴は固くて住宅に使用するには、ぴったりの木材と言えますよね。

ヒノキは130年目辺りの年輪の木が一番堅くて、水分量もちょうど良く、耐久性は抜群にいいのです。
実際に1200年以上前に建てられた住宅は、樹齢130年のヒノキを使っています。

さすがに住宅で1200年も長持ちさせる必要はないかもしれませんが、そこまでいかなくても人間の寿命と同じぐらいの耐用年数の住宅が理想と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、ヒノキの効果はどのような物があるでしょうか。
今回はその効果についてご紹介します。


まず、一つ目は防水機能が優れている点です。
水を通しにくいその特徴から、キッチンや洗面所、トイレなどの水周りに使うことができる素材で、特にその独特の香りにリラックス効果があるため、浴槽に使用されることが多いものとなっています。
自宅にヒノキ風呂がない方でも温泉などに行ったときに入るヒノキ風呂で、独特の気持ちよさを感じたことがあるのではないでしょうか。


そして二つ目は、殺菌、殺虫効果も期待できることです。
シロアリなどで住宅を蝕まれるのは怖いですよね。
また、大切な着物や服などが虫によって台無しになるのも困ります。
このメリットを生かして、ヒノキを大事な洋服ダンスなどに使うのも良いでしょう。


さらに、癒しを与える独特な香りを持っているのもメリットの一つです。
先ほども述べたとおり、その独特な香りから、リラックス効果をもたらすことができます。
高級素材ですが、部分使いで家のポイントとして使うと、よい香りが楽しめつつ、予算内にも収めることができるのではないでしょうか。


このように、ヒノキにはさまざまなメリットがあり、もちろんスギ素材などとも似通った部分はあります。

ただ、ヒノキはスギより硬くて重く、木肌が白いことからもワンポイントとしておくことで高級感が増す素材でもあります。
そして、硬くて傷がつきにくいので、廊下や玄関に使うことも適していますが、湿度を吸収したり衝撃を吸収するのは少し苦手だったりもします。

住宅業者に相談もしながら、ヒノキの持つ良い特徴を最大限に生かして、住宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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